真珠の耳飾りの女

Girl with a pearl earing


、という映画を見ました。
タイトルは、現在36点しか作品が残っていない、17世紀オランダ絵画を代表するバロック画家フェルメールの代表作の一つ。
肖像画は、通常描かれた人物から依頼されて制作されるものだけれど、この絵の少女がフェルメールに依頼したとは考えにくく、彼の娘である、とか想像上の人物である、とかいくつか説があるようです。今回の映画は、この絵は、彼の使用人がモデルになっているという設定で書かれた人気小説の映画化のようです。


少なくとも↑このくらいの知識を持ち合わせて見るべきだったと後悔。

感想は、なんと書いてよいのかわからないけれど、フェルメールの描いた絵のような映画だったと思いました。
つまり、大げさに、そして劇的に盛り立てたりしようとはしないけれど、観る人に「みえた」と思わせる。ただ本当は、それは意図的に「みせられて」いるもの。
いかにも「フィクションでしょ」と思わせるような白々しいエピソードがあったりしなかったところがよくもあり、いつ終わるのかと起承転結を読めなくさせたりもし。。。


帰って調べたせいで少し絵の勉強になりました。
私がフェルメールで一番好きな絵は「恋文」かな。
彼の絵の「覗いてる」感じは好きだ。